力士の食事内容!量・回数・カロリーは?ノルマってあるの?

力士と言えば、体が大きく、たくさん食べるイメージを持っている人が多いですよね。実は、力士の食事量は一般人の何十倍です。なぜなら、食事も稽古の一環だからです。

そこで気になるのが力士の食事内容ではないでしょうか?一体どんな食事をしたらあんなに大きな体になれるのか、気になりますよね。

今回は力士の体が大きい理由を知りたい方のために、力士の食事内容から量・回数・1日の摂取カロリーなどをご紹介していきます。

横綱白鵬の驚くべき食事ノルマとは?ぜひ最後までご覧ください!

力士の食事内容

力士と言えば、ちゃんこ鍋を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、実はほとんどの食事でちゃんこ鍋を食べています。理由としては、ちゃんこ鍋には野菜・肉・魚などがふんだんに使われており、栄養バランスが優れているからです。ちゃんこ鍋の具は白菜、にんじん、ごぼう、にら、椎茸などの野菜と鶏ひき肉を使った肉団子などがあります。肉団子はエビのすり身を使ってエビ団子にアレンジすることもできます。

「意外とヘルシーだな…でも何であんなに大きな身体が作れるの?」と思った方もいるかもしれません。実はちゃんこ鍋自体にはそれほどカロリーがなく、体を大きくするという点ではあまり優れていません。そこで力士達は、ちゃんこ鍋を食べ終わった後のスープを使って白米をたくさん食べています。

もちろんちゃんこ鍋以外のものを食べられます。例えば、夕食にカレー・ラーメン・ステーキをたくさん食べることも少なくありません。寝る前にお腹がすいた時は、丼ものを平らげてしまう力士もいます。ちなみに、力士の食事は朝11時頃と夜18時~19時の2回だけです。

力士の食事量は?

力士の食事は基本的に1日2回ですが、体を大きくしたい力士は間食や夜食を食べることがあります。また巡業先などで外食する機会も多いです。外食をするときは、3人で焼肉を50人前食べることもあるとか…。他にも1人でラーメンを10杯食べることもあります。このような話から想像すると、稽古部屋でのちゃんこ鍋も相当な量を食っていることになります。

具体的にどれぐらい食べたのかは分かりませんが、焼肉・居酒屋・ラーメンから締めに焼肉を食べに行く力士達もいるようです。面白いエピソードとしては、食べ放題のお店に行ってたらふく食べたら、後日訪れたときに「お相撲さんはお断り」の張り紙がされていたなんて話もあります。

力士の食事回数とカロリーは?

力士の食事回数は基本的に朝と夜の2回です。そしてその2回の食事で8,000カロリーも摂取していると言います。普通の男性に必要な平均カロリーが1日2,000カロリーなことを踏まえると、相当高カロリーです。

こんなに多くのカロリーを摂取しても、力士が健康である理由が2つあります。1つ目は運動量です。毎日のように激しく運動をしているため、カロリーを摂取してもしっかり消費されています。そのため、生活習慣病などにもなりづらいようです。実際力士の体はほとんど筋肉だと言われています。一説によると、力士の腕力は一般人の2倍もあります。一般人が突かれたら数メートル吹き飛んでしまいそうですね。

2つ目の理由は鍋料理が多いことです。鍋料理は肉や魚、そして野菜までも一緒に摂ることができるため、バランスに優れています。力士の食事というのは太るためではなく、筋肉質で動ける体を作るための食事だと言えるでしょう。

力士の食事ってノルマあるの?

相撲界では食事も稽古の一環とされています。そのため、1日2回の食事だけでなく、間食や夜食を食べて体を大きくする力士もいるようです。食事ノルマで有名なのは横綱白鵬のエピソードです。横綱白鵬は入門時68kgと細身でした。そのため、稽古よりも食べることを優先され、食事ごとに山盛りの丼が4杯と牛乳1リットルがノルマだったようです。

また、他の力士では1日1kgの肉と牛乳2リットルがノルマだった人もいます。食べ過ぎて吐くこともしばしばあるようで、白鵬については「本当に辛かった」とコメントしています。ただし、やみくもに体重を増やしても膝などに負担がかかり、怪我のリスクが大きいです。中にはあえて体の小ささを活かして活躍する選手もいます。

【おまけ】なぜ力士はちゃんこ鍋を食べるのか

力士がちゃんこ鍋を食べるのは「一度に大量の調理ができるから」です。力士は一人でも相当な量の食事を摂るため、一人ひとりに調理したらキリがありません。そして一般的な相撲部屋には5人から10人の力士がいます。多いところに20人ほど所属している場合もあります。そのため、一度に大量の調理ができる鍋料理が好まれているようです。

また野菜を大量に摂取できるのも、ちゃんこ鍋が好まれる理由になっています。力士は怪我に負けないよう肉だけでなく野菜や魚などバランス良く摂取しています。中で野菜を鍋に入れるとスープが染み込んでいるため、大量に摂取できるようです。他にも細かい理由として、光熱費を節約できたり食中毒の防止に繋がったりとメリットがたくさんあります。

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